想像を超えたストーリーの展開に息を飲む「ゴーン・ガール」は、アメリカでベストセラーになった小説を鬼才デビッド・フィンチャー監督が映画化したものです。

突然謎の疾走を遂げた美しい妻エイミー。自宅に残る血痕や明かされていく夫の知らない妻の顔や交友関係。なぜ、妻はいなくなったのか? 妻から届く、hintと書かれた不思議なメッセージ。

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夫のニック、女性警察官がその後を追い続けます。

映画は夫の視点、そして妻の視点を交錯させて展開していきます。

もしかしたらニックが妻を殺したのではないか?

そんな疑いも浮上し始めます。それこそがエイミーが狙っていたこと。

なぜなら、ニックはエイミーに隠れて若い女性と浮気をしていたから。

ところが、エイミーが仕掛けた罠が途中で思い通りにいかなくなります。モーテルで隣り合わせたアベックに、所持金のすべてを奪われてしまうのです。

でも、エイミーは上手でした。

ニックが自分を殺したように世間を欺き、彼を死刑にしようとした企ては、エイミーの才能、あるいは病んでしまった心のせいでさらに驚くような展開をしていきます。

かつてエイミーに振られ、今は大富豪となった男性デジーを利用し、デジーが自分を誘拐したという物語を即興で作り上げ、正当防衛でデジーを殺したと主張して、血みどろの姿で再びニックの前に現れます。

エイミーの嘘を暴きたいと思うニック。

唖然とする人々の目を集めながら、ニックの無罪が確定します。

今度はエイミーは、精子バンクで溜めていた精子でニックの子供を妊娠したと公表。

子供に対する責任を感じて、ニックはエイミーと別れることを諦め始めます。美男美女がニューヨークで出会って恋に落ち、夫の母親がガンになったことから夫の故郷ミズーリ州へ移ったことから、関係が狂い始めた二人。失業、浮気、結婚の破たん・・・。

妻か夫への復讐を計画したことから展開していくストーリーは圧巻です。

サイコパスのように描かれるエイミー。彼女に振り回されていく夫と世間。美しく微笑むラストシーンのエイミーは怖さを通り越していました。

保険金目当てに夫を殺す妻や女性が世間を騒がせることがあります。

何かのきっかけで人間の中の悪が大きくなっていく時、サイコパスが生まれるのか、もともとそうした素因を持つ人がサイコパスになるのか・・・

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エイミーの姿を追いかけながら、考えさせられます。

サイコパスは反社会性人格障害のこと。良心や善意を持っていない人です。

この映画の中のエイミーはサイコパスなのでしょうか?

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■ゴーン・ガール

原題   Gone Girl
製作年  2014年
製作国  アメリカ
監督   デビッド・フィンチャー
製作   アーノン・ミルチャン、ジョシュアドーネン、リース・ウィザースプーン、シーン・チャフィン
キャスト ニック・ダン、ロザムンド・パイク、 ニール・パトリック・ハリス、
     タイラー・ペリー、キム・ディケンズ

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