双極性障害は、かつて躁うつ病と呼ばれていた精神疾患です。気分の高揚と落ち込み、躁とうつを繰り返す病気で、100人に1人がかかるという統計があります。

激しい躁とうつ状態を繰り返す双極I型と、軽い躁状態とうつ状態を繰り返し、うつ状態の期間が長い双極II型に分類されます。うつ状態の長い双極II型は、うつ病とに似ているため、見分け方が難しいと言われます。

発症の原因

欧米では遺伝的要素が関与していると言われていますが、日本では複数の遺伝子が要因となるので、遺伝しやすいというに留まっています。また、うつ病と同様にストレスが引き金になって発症することがあります。

治療法

投薬
抗うつ剤を処方しますが、うつ病とは異なり、抗うつ剤を使用することで「躁転」と呼ばれる躁症状が出やすくなります。これをII型の場合は躁とうつが混合する症状がみられ、気分がすぐれないまま活動的になったり、悲観的な話をしゃべり続けたりします。「躁転」に気づかずに抗うつ剤を服用し続けると「ラビットサイクリング(急速交代化)」と呼ばれる状態に。生活に支障が出ます。

てんかんに使用されるバルブロ酸やカルバマゼビン、ラモトリギンなどの気分安定剤も使用されます。

生活
規則正しい生活を心掛け、躁状態の時にエネルギーを消費しすぎて、ひというつ状態にならないようにすることが重要です。

双極性障害は改善するのか?

根治は難しいと言われています。薬の種類や量を調整しながら症状を安定させていくことで安定化を図ります。

また、双極性障害II型は、不安障害やアルコール依存症、パーソナリティ障害など、他の心の病気と合併して発症しやすいのが特徴です。こうした病気は、双極性障害の治療を進めることで回復していくことがわかっています。

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